変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
ピンポーン!
共用玄関を解錠してもらい、美咲の部屋のインターホンを押すと「開いてます」の返事が返ってきた。
おいおい、いくらオートロックだからって、もっと危機感を持てよ。俺じゃなかったら、どうするんだよ…
無防備な美咲に、少しイラッとした。
リビングは……片付いてるじゃないか。
奥へ進むと、本に埋もれた美咲を発見した。
「矢野さん、ごめんなさい。大学の教科書で、残す物と処分する物に分けてたら懐かしくなっちゃって…」
申し訳なさそうに、俺を見る。
座ったまま俺を見上げるから、その上目遣いはヤバいだろ。
「ついつい、中身を読み始め、今に至るわけだ?よくあるパターンだな」
「すみません…」
「どうせ朝に食べたきりだろ。サンドウィッチを買ってきたから、まず食べよう」
「ありがとう!」
パアァと嬉しそうな表情に変わった。
共用玄関を解錠してもらい、美咲の部屋のインターホンを押すと「開いてます」の返事が返ってきた。
おいおい、いくらオートロックだからって、もっと危機感を持てよ。俺じゃなかったら、どうするんだよ…
無防備な美咲に、少しイラッとした。
リビングは……片付いてるじゃないか。
奥へ進むと、本に埋もれた美咲を発見した。
「矢野さん、ごめんなさい。大学の教科書で、残す物と処分する物に分けてたら懐かしくなっちゃって…」
申し訳なさそうに、俺を見る。
座ったまま俺を見上げるから、その上目遣いはヤバいだろ。
「ついつい、中身を読み始め、今に至るわけだ?よくあるパターンだな」
「すみません…」
「どうせ朝に食べたきりだろ。サンドウィッチを買ってきたから、まず食べよう」
「ありがとう!」
パアァと嬉しそうな表情に変わった。