百鬼夜行 〜王子と狸と狐とアイツ〜


……え?


私は、その言葉に目を見開く。


どういう意味………?


すると雅は、少し頬を赤らめて
ぼそ、と呟く。


「………だから、………俺…は?

俺のこと、どう思ってんの?」





えぇっ?!


いきなりの質問に、私は動揺を隠せない。


どう、って言われても…!


綺麗な顔だな、とは思うよ?

研究員だし、頭もいいんだろうなー、とか…

いつもは白衣着てんのかなー、とか


金髪地毛なのかな?とか………


するとその時、雅がまっすぐに私を見つめた


どきん!


心臓が鳴る。



「……俺、いつも女のフリしてるけど…。
女じゃないよ?」


そして雅が、頬を染めたまま、私に言った。


「…俺が“男の顔”見せるの……好きな奴の前でだけだから。」


…………


…………?


“好きな奴”?



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