居場所をください。
高速に乗ってすぐついたSA。
「美鈴、ソフトクリームは最後な。」
「はーい。」
珍しく長曽我部さんがソフトクリームを許可し
俺らは手を繋いで降りた。
ま、長曽我部さんも佐藤さんもいるし
どうにかなるだろ。
と思ったら長曽我部さんはすぐにどこかへ行った。
また美鈴のすぐ横には佐藤さんかよ。くそ。
まぁこれは仕事なのかもしれないけどさ。
「貴也なにする?」
「美鈴は?」
「んー、どうしよう。
ソフトクリーム食べたいしなー。」
「じゃあ弁当買って分けねぇ?」
「あ、それでいいよ。
見に行こ。」
美鈴、周りの声は気になっていないのか
普通にはしゃいでいる。
そこに長曽我部さんが戻ってきた。
「美鈴、サラダも食えよ。」
「はーい。」