居場所をください。
「美鈴、ついた。」
「……………んー…」
こいつ、寝起きはいいんだよな。
いつも一発で起きる。
「もう会社?」
「あぁ。お疲れ。」
「うんー…。はぁ、また仕事か。」
「頑張れよ。」
「うん!貴也、今日はありがとね。」
「仕事じゃん。」
「もー、そういうこと言わないでよね。」
「悪い悪い。」
俺らは一緒にバスを降りたけど
今日はここまで。
「仕事頑張れよ。」
「ありがと。
貴也もお母さんと仲良くねー!」
そういって美鈴は長曽我部さんに連れていかれた。
さて、俺は病院いくか。
一回マンションに帰り
長曽我部さん風に化けて
俺は母さんの病院へ向かった。