居場所をください。



19時過ぎ…やっと俺たちも飯だ。


「おぉ、意外とおいしい。」


「意外とって。」


「まさか貴也がこんなの作れるようになってるとは。」


「うるせーよ。」


俺のことなんだと思ってんだよ。

そりゃできるわ、俺だって。


「ねぇ、美鈴ちゃんってどんな子?」


「どんな子って言われてもなー。

前はすげー冷めてたな。あんま笑わなかったし

感情があったのかも微妙なくらい。

最近は普通の女だよ。」


「へぇ、早く会いたい。」


「そうだ、美鈴に母さんのこと言ってねーから。

母さんも余計なこと言うなよ。

気使わせるから。」


「はいはい。」



さてと、美鈴何時に帰ってくんのかな。



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