居場所をください。



それからやいやい、言い争う場面を終えた。


「で、どう、隼也。」


「すげーリアル。

貴也いつにも増して迫力あったわ。」


「こいつ相手ならな。」


「ちょっと。」


「なんだよ、うるせーな。」


なんなの、こいつは!!


そのあと私たちは仲良く3人並んで

ソファへ座った。


「んー、眠い。」


昨日遅くまでレッスンだったし…。


「今日は何時までだろー…。」


「22時だろ。」


「二人は遅くまで大変だね。」


「美鈴もそうなる。」


「なんかこの世界何にもしなくても

どんどん決まってくから怖いよね。」


「なにが?」


「終わりがないから。」


「まーそうだな。

ゴールはないな。落ちたら、だろうな。」


「でしょ。

自分の意思ではどうにもならない。」


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