居場所をください。



「仕事?」


朔也が聞いてきた。


「ううん。

レッスン。朝から歌だよ。

歌の先生の鬼度も半端なくて

終わる頃にはくたくたになるよー。

しかも7時から。

明日はハードだなぁ…。」


「大変だな。」


「まぁ仕事だから仕方ないけどね。

仕事続けるためにはレッスンも受けなきゃだし。


夏休みのみんなが羨ましいよー。」


「美鈴、学校いってんの?」


藍子が聞いてきた。


「たまーに行くけど

行っても身にならないから

相当暇じゃなきゃいかない。」


「羨ましい~。」


「私はそっちのが羨ましいけどね。」


はぁー!それより歌詞どうしよう~!

2曲ともできてないし…。


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