居場所をください。
10分後ー
「で、何頼むー?」
俺らは颯太んちに移動した。
「ピザでしょ、やっぱ。」
「てかデリバリーって他になにあるわけ?」
「女とか。」
「下ネタかよ。」
「……………下らねーこといってねーで
どれにするのかさっさと決めろよ。」
悠斗と岳が変な会話をしてると
下ネタ苦手な颯太が若干キレ気味に聞いた。
「普通にマルゲリータ。」
「岳に1票~。」
「俺もそれでいい。」
「オッケー。」
ってか颯太の部屋
美鈴感増したな…。
夏ぶりに来たけどこいつ本当に美鈴好きなんだな…。
「あー!亜樹が美鈴ちゃん見つめてる!」
「は?ちげーよ。」
「見てたじゃん!」
「どんだけ美鈴のこと好きなんだよって
お前に呆れてただけだわ。」
「本当のとこどうなわけ?
ぶっちゃけ。
美鈴ちゃんのこと本当になんとも思ってねーの?」
「なんとも思ってねーよ。
誰があんな女。」
「美鈴ちゃんをあんな女呼ばわりするなんて
お前の前の彼女はさぞかし完璧な彼女だったんだな。」
「…まぁ美鈴よりは頭よかったな。」
「いや!少し間が開いたし!
間を開けといてそんだけかよ!」
「うるせーよ。」
さっさとピザ頼めよ。
腹へったわ。