居場所をください。
そして、ダンスの練習を終えた私は
会社へ戻り、シャワーを浴びて打ち合わせだ。
「美鈴スッピンかよ。」
早速長曽我部さんに突っ込まれてしまった。
「ダンスしてきたんだもん。
よれたし落とした。」
「相変わらず女子力低いやつだな。」
「いいじゃん。もう夜だし。
あ、それよりこのあとハルとご飯行く~。」
「ふーん。二人?珍しい。」
「ユリ姉は彼氏と約束あるっていうし
瞬はスクールあるって言うんだもん。」
「あ、ならウィッグかぶってけよ。
黒いやつ。」
「車にある?」
「ある。あとで行こう。」
「はーい。」
私ももう撮られるのはごめんだ。
それからレコード会社の社長、
つまり亜樹のお父さんと
プロデューサーが来て打ち合わせ開始。
「美鈴ちゃん、この前は亜樹がごめんね。」
「いえ、亜樹が悪いわけではないので。」
この人が亜樹の父親と発覚してから
会うのは初めてだ。
今まで名前すら知らなかったこの人。
まさか長曽我部一族だとは。