居場所をください。



それから打ち合わせが始まったのだけれど……


「アルバム、もう一曲増やせないかな?」


プロデューサーさんから衝撃な一言。


「できれば失恋の曲。

しかも強めのアップテンポな曲にしたいんだ。」


「わかりました。」


私が答える前に勝手に了承する長曽我部さん。


鬼だ。



詞だけは自由に書かせてよ~。



「期限は。」


「1週間で。」


「1週間!?」


今まで黙っていた私が

そこだけに反応した。


「わかりました。」


それを完全に無視する長曽我部さん。



「では曲ができましたらまたご連絡します。」


その後詳しいレコーディングや撮影の日程が決まり

打ち合わせは終わった。


「美鈴ちゃん、これからも亜樹をよろしくね。」


「え? あ、はい。

こちらこそ。」


むしろこっちの方が世話になりっぱなしだし。




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