居場所をください。
「あ、ちょい寄ってい?
トイレいってくるわ。」
「あー、うん。」
亜樹がトイレに行くということで
私たちは公園によることにした。
「ここにいる~。」
トイレのすぐ横にあるベンチに座る私。
「動くなよ。
なんかあったら声出せよ。」
「心配しすぎ。
早くいってきなよ。」
どうせ男のトイレなんてすぐだし。
亜樹は周りを見渡してから
トイレに入った。
どんだけ心配してるんだか。
……………星はあんまり見えないね。
でも、今日はきれいな満月だ。
空が明るいや。
「あ、可愛い子いる~。」
……………ん?
「こんなとこで一人で何してんのー?
一人じゃ危ないよー?
俺らが送ってってあげよっかー?」
「え、私?」
「ほかに誰がいるのさー!」
私に近づいてきた軽そうな男二人組。
あなたたちについてく方が危険な気がするのは
私だけでしょうか。