居場所をください。
「……ありがとね。助かりました。」
「おう。」
「水嶋って岳人のことなの?」
「そ。あいつなにげに有名人だから。」
「へー、すごいね。
亜樹も?」
「俺は岳のアクセサリーみたいもんだな。」
「なにそれ。」
「さっさと帰るぞ。」
「ちょっと待ってよ~。」
さっさと歩き出す亜樹に
足早に駆け寄った。
私が近づくとすぐに歩幅を合わせる亜樹。
そういうとこほんと優しいよね。
「亜樹って背高いよね。」
「別に普通だろ。」
「何センチ?」
「178くらい。確か。」
「やっぱそこそこ高いよ。」
「お前がチビなんだよ。」
「平均よりは高いです。
しかも今ヒールはいてるし。」
「ヒール履いてんのにその高さだろ。」
「女なんだから当たり前でしょ!
亜樹は背が高い子がいいの?」
「チビの方が好き。
お前はでかい。」
「ほら!私はチビじゃないもん。」
「どうでもいい。」
……………。