居場所をください。
結局言ってもめんどくせーし。
まぁわかってたけど。
悠斗とかこの手の話好きだし。
「まぁとりあえず今はチャンスだよなー。
美鈴の彼氏、美鈴から離れてるわけだし?
しかも彼氏、あんなんだしさー。」
「そうでもねーよ。」
「なんで?」
「今日、彼氏から美鈴にプレゼントが届いて
あいつすっげー嬉しそうだったし。
彼氏もあんなんだけど、美鈴のこと
結構考えてんじゃねーの?
しかも美鈴もそれに気づいてるから。」
「でも諦めねーんだろ?」
「わかんねーよ。」
「まぁ亜樹のことだし
奪おうなんて思ってねーんじゃねーの?
帰ってきてから攻めようってとこ?」
「もったいねー!
今のうちから押しまくって
期待持たせて気引かせるくらいすればいいのに。」
「うるせーよ。」
「ま、亜樹次第だけど。」