居場所をください。
「でも法律的にいいの?」
「よくねーよ。
未成年だしな。」
「じゃあ誰かが密告すれば…」
「証拠がない。
しかもバレたらどうする?
めんどくさいのがバックにいたらどうする?
だからああいうとことは関わらないのが一番なんだ。
貴也もさっさとどうにかしたいけど
活動休止してるやつにそこまでできるほど
暇な事務所でもないしな。
だから、美鈴も貴也が帰ってくるまでは
余計なことを言ったり、したりすんなよ?」
「わかった。」
なんか……やっぱり私は
長曽我部さんに拾われてよかった。
あんなところに出会わなくてよかった。
心からそう思うよ。