居場所をください。



「でもね、そろそろ素直に生きようかと思います。」


「いや、なにそれ。

なんのキャラ。」


「殴っていい?」


「俺を殴るなんて強くなったもんだな。

で、素直ってなに。」


「歌くらい、好きに歌うよ。」


「また意味不明。」


「バカでしょ。

まぁ簡単に言うと

テレビとかだと演じなきゃだけど

歌詞は自由に、素直に、

自分の思ったことをそのまんま書いてく。」


「今までは違ったわけ?」


「今までは自分の言葉じゃなかった。

キャラを大事にして、言葉を優しくしてた。

でも実際は違うじゃん。

きついこともいうし、汚いことも言う。

だから今度からはそれもそのまま。」


「あぁ、なるほどな。」


「全てを見下してバカにしてる私に戻るよ。」


「それもどうかと思うけど。」


「性格歪んでるから。」


「知ってる。」


「私は私。偽るのに飽きた。

そんなのつまんないからね。


ってかもう22時だよ。帰ろ。」


「うわ、まじか。俺明日学校なのに。」


「あ、春休み明けるもんね。」


「今年はちょい長かったな。

次の週末はライブか。」


「もう今から緊張してヤバイけどね。

明日も練習頑張らないとー。」


「楽しみにしてるわ。」



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