居場所をください。
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「ってことで、みんなで録音しましょう!」
私たちは一室に入り、
一通り説明をした。
「俺はぜんっぜんいいよー!」
そう答えてくれるのはもちろんハル。
「陽くんもいいー?」
「仕事なら仕方ない。」
「まぁ陽くんは苦手なのわかるし
私とかユリ姉も一緒にやればいっか。
言わなきゃいけないことはこの紙に書いてあるから!
出だしはまず
"初めまして、○○です。
I´m going my wayへようこそ。"にしてね!
私の場合だと
"初めまして、五十嵐美鈴です。
I´m going my wayへようこそ。"
になるからね!
みんなは愛称でいいよ。
ハルはハルでいいし、たっつんはたっつんでいいし!
とにかくみんなが分かればOK!」
「了解。
とりあえず美鈴ちゃんが見本見せてよ。」
瞬がそういうので
私は長曽我部さんからレコーダーを受け取り
声を吹き込んだ。