居場所をください。
それからもぐだぐだと下らない話をして
とりあえず間を繋いだ。
『美鈴、とりあえず2階スタンド席に
スタッフをいかせたけどどうする?
こっそりどこかの席に置いとくか、投げるか。
置くなら髪の毛を触って、
投げるなら指示を待つわ。』
置くか、投げるか、か。
それなら……
私は髪の毛をくるくると触った。
『了解。
じゃあこっそり隠すように置くようにする。
終わったらまた言うわ。』
よし。
「ねー、俺からちょっと質問いい?」
「なに?」
「今日ハヤシライス食べたじゃん。
あの時なんであんな嬉しそうだったの?」
「それ私も思った!
美鈴ちゃんがあんなに食べるのも珍しいし。」
「……なんとなくね、懐かしい味がしたから。
あーこの味、久しぶりだなって。」
「まぁハヤシライスってあんまり食べないもんね。」
「今日のは特別美味しかったし
あれならお持ち帰りしたいくらいだったよー。」
「はは、ごめんね、
俺らが食べちゃって。」
「ほんとだよ!」