居場所をください。
「えー、それではここで
うちの愉快なダンサーを紹介します!
まずはたっつん!」
こうやって紹介してく限り
ハルの時が一番声援が大きいのにね。
そして最後の莉子ちゃんまで紹介が終わり……
「今日もいっぱい元気をありがとうございました!
五十嵐美鈴でした!」
挨拶をして頭を下げ
"今を…"もラストサビだ。
「"薄っぺらな言葉はかけない
君には僕がいるから
僕が君を求めているから
ここが君の居場所になる
lalalala……"」
………………もう終わりだね。
今日ももう終わり。
「ありがとうございましたー!」
私はいつも通りステージ端に行っては挨拶をする。
「ありがとうございましたー!」
ハルにエスコートされつつ
私はまたステージの真ん中へと立つ。
「ありがとうございましたー!!」
私のその声と共に
ステージのライトは少しずつ暗くなり
それと同時に演奏も静かになっていく。
「どうもありがとー!!」
そしてステージは完全に暗くなった。
と、同時にダンサーははける。