居場所をください。
「ま、とりあえず美鈴肉!」
「はいはい。
ちょっと待ってね。」
私はご飯を炊き、その間に
洗濯物を入れたり畳んだり
野菜切ったりホットプレート出したり
一人焼き肉の準備をしていた。
「ってかさー、美鈴
またキスシーンあるんだってー?」
「あー、うん。
矢島将太くんとね。」
「美鈴のキスシーンか。久しぶりだなー。
俺としたとき以来じゃん。」
「そ、そんなこと思い出さなくていいよ!」
「俺が美鈴のファーストキスの相手だと思ったのになー。」
なんでそんな楽しそうにいってんの。
恥ずかしいなぁ………
「残念だな。」
と、貴也も楽しそう。
「ちなみに俺のファーストキスは
美鈴だからなー。」
「え、そうなの?」
「思い出に残るやつだよ。」
「勝手に思い出に浸っとけ。」
「………腹立つ顔してんな、貴也。
勝ち組かよ。」
「ま、勝ってはいるな。」
「だから
そんな勝負無意味でしょ。
はい、ご飯炊けたし食べますよー。」