居場所をください。



そして野菜から焼き始めた。


「なぁ、今更だから聞くけど

なんで俺じゃなくて貴也?」


「何でって言われてもね……

隼也ってさ、彼氏って言うより

友達って感じなんだよね。」


「えー、なんだそれ。

俺の方が先に仲良くなったのに?」


「なんていうか

貴也って最初よくわかんなくて

どれが本当の貴也なのか

なんか、色々知りたくなったんだよね。

隼也はそういう気になるって感じが

貴也よりもなかったの。」


「ふーん、なるほど。」


「まぁ別に二人を比べて選んだわけじゃないけどさ。

私にとっては隼也も貴也も大事だもん。」


私がそういうと

貴也も隼也も笑顔を私に向けた。


「はい。じゃあお肉ね。」



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