居場所をください。



というわけで、

超簡易的な着替えスペースで着替えた。


「すごい。ほんっとにぴったり。」


これ絶対買い取ってこ。

かわいいし。


「そりゃサイズ図ったみたいだしね。

はい、じゃあメイクするから座ってー。」


「あ、貴也

隼也のこと起こしてね。」


「はいはい。」


「あ、貴也くんの衣装はそっちね。」


「俺ももう着替えた方がいい?」


「まぁインタビューに

私服でもいいならそのままでもいいけどね。」


「………着替えるか。」


私はもう顔を拭かれ、化粧水タイム。


「貴也とか隼也のメイクは?」


「二人は押さえだけだし

自分でやるか、前室でじゃない?

私はなんにも聞いてないよ。」


「ふーん、そっか。」


あとは佐々木さんに言われるがまま

目を閉じたり、開けたり。


いつも通りの"五十嵐美鈴"が完成する。

と、思ってたけど


「美鈴ちゃん、カラコン変えたでしょ。

しかも縁なし。」


「あ、バレた。」


「だからメイクもちょっと大人っぽく。

秋だしね。」


見れば、確かにいつもより

大人ギャルになっていた。



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