居場所をください。
ふー、疲れた。
「小悪魔カップルだって。
お似合いすぎてウケる。」
「貴也なんて悪魔でしょ。」
「美鈴もな。」
「俺も今度からそうやって呼ぶわ。」
「お好きにどうぞ。」
まだ人混みをかき分け、
私たちは楽屋へともどる。
「ねぇ、佐藤さん。
雑誌の取材は結局いつになったの?
家に来るってやつ。」
「あ、明日!
明日午前中二人とも空きだったけど
そこ突っ込んだから。
ジャケ写とポスター出来上がってから
って向こうからの指示だったからやっと。」
「明日かぁ。
じゃあ早起きしないと。」
掃除もしないとだし、
着替えて化粧も………
「ま、早く終われば
明日は15時に会社来てくれればいいし
空き時間できるね。」
「二人とも15時?」
「そ。
別の仕事だけどね。」
「了解でーす。」