居場所をください。
「あのさ、美鈴明日何時から?」
「明日は朝からロケ~。
だから今日は早く寝なきゃなんだ。
なんで?」
「日曜日は早く終わるよな?」
「うん。隼也の舞台行くんだよね?」
「その前にさ……俺の両親の墓
一緒に行ってくんない?
俺四十九日の一回しか行けてなくて」
「わかった。
じゃあ隼也の舞台の前に一緒に行こうね。」
「ありがとな。」
死を受け入れるのって難しいもんね。
わかるもん。
きっと貴也も来るはずのない"いつか"を
どこかで待ってるのかもしれない。
私がその背中を押せるのなら
私は私にできることをするよ。
「……きっと
貴也がまた仕事してて
お母さんも喜んでるよ。」
私がそういうと
貴也は微笑んでソファへと移動した。