居場所をください。



それから私は堂々と他の専属モデルさんや

読者モデルさんの横を通りすぎ、

撮影に挑んだ。


きっと私が一番年下なんだろうけど、

負けじと大人っぽく、強く、かっこよく。

みんな茶髪の中、金髪の私は目立つけど

それでも他の意味でもかなり目立っていた。


「はい、OKです!」


100枚ほど撮ってからデータ確認し、

とりあえずこの服は終わりで着替えに向かった。


なんだかものすごーく睨まれてる気がしたから


「あの、一緒に写真とってもらえますか?」


こっちから話しかけてみた。


「私ずっとこの雑誌を参考にしてて、

今日皆さんにあえて本当に感動してて」


出る出る、私の口から嘘たちが。

でも、こういって気を悪くする人は

いないみたいでみんな快く写真を撮ってくれた。


「ありがとうございます!

あ、私着替えてこなきゃなのでいきますね。

またあとでお話させてください!」


私よりあとにモデルになった人もいる。

でもこの現場では私が一番新しい人だから

どこまでも下から、可愛い後輩っぽく。



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