居場所をください。
それからは楽屋で声だしをし、
沖野さんとリハを行い、やっと本番。
とりあえず歌撮りから。
「ふぅー」
うまくハモれますように。
せっかく沖野さんのと歌収録だからね。
「本番いきまーす!
5、4、3………」
ADさんからのカウントが消え、
音楽が流れ始め、沖野さんが歌う。
私の曲を沖野さんが歌うんだよ。
なにこれ、って感動してる場合じゃないけど
感動。とにかく感動。
すぐに私も歌い出すけど…
「━━辛かったね 傷付いたよね」
………っ!
なんだ、これ…
沖野さんの声と私の声
相性がいいのか
今までにない、一致感。安定感。
ライブのときとは違った、一体感がここにある。
それが感動的で…
聴いてる側にもそれが届いてほしい。
歌ってる側はこんなにも楽しいんだって。
ソロだと味わえない、
なんとも言えないこの感じ。