居場所をください。
「ちょっといいですか?」
私たちの会話に、
今度は一緒に来ていた
長曽我部さんが口を挟んだ。
「なに?」
「そういうのはカメラの前で」
………確かに。
「あはは、本当ですね。」
「あ、じゃあ私戻りますね。
なんかここにいると
いっぱい話しちゃいそうなんで。」
「うん、じゃあまたスタジオでね。」
「はい。
失礼しました。」
私は頭を下げて、
長曽我部さんと自分の楽屋へと戻った。
「ちなみに予定だと何時まで?収録。」
「トークは一時間。
放送枠が30分、
内訳がCM8分、歌で5分、番宣2分で
トークが15分だから十分だろ。
トーク前に歌撮りするから
正確には80分くらいはかかるな。」
「ふーん、なるほどね。
頑張るかー。」
沖野さんとだから
緊張しすぎそうだし。