居場所をください。
それから貴也のお気に入りだという
少し高級な焼き肉店へつき、
全室個室らしく、個室に案内され
タッチパネルで注文して運ばれてくるシステムに
なんとも楽なお店なんだと感動した。
「貴也、写メ撮っていい?」
「いつも勝手に撮ってんじゃん。」
「いや、撮ってるけどさ。
カメラ目線お願いしまーす。
仕事モードで。当たり前だけど。」
そういうと、焼いたお肉をお箸で一切れとり、
そのお肉と共に若干の変顔をしてくれた。
「あー、なんか新しい顔。
可愛さよりかっこよさ出ちゃってるけど。」
「もう18だし、佐藤さんと相談して
少しずつ路線変更。
今のままだと子役からのイメージから
抜けられないから、って社長からの指示。」
「あー、なるほどね。
こう見ると大人になったもんね。」
「当たり前だろ。」
「貴也も進化ってことだね。」
「いつまでも同じじゃ飽きられるからな。」
そんな会話をしながら
私は大好きなハラミを口に運ぶ。
ここのお肉は本当に美味しくて
かなり幸せだ。