居場所をください。
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「ごちそうさん。
先に着替えてくるわ。」
「うん。」
食べ終えて貴也はすぐに立ち上がった。
身支度を整えてる間に私が食器を洗う。
こんな変わりのない日常がやはり幸せだ。
キッチンからも見える外の景色。
他の建物よりも高いここは
キッチンからでも空が見えて、綺麗だ。
「………よし。」
食器をさっさとしまって、
私はベランダへと出て、外を眺めた。
西向きのこの部屋に太陽はまだ当たらないけど
おかげでこの景色が余計に綺麗に見える。
"今日もいい1日になりますように。"
「美鈴、洗面台開いたけど。」
「うん!」
貴也が髪の毛もしっかりセットして
リビングへ戻ってきたから
私は部屋へ行き、服を選んだ。
貴也はお揃いの白のパーカーに
黒のストレートデニムだったから
私も白のパーカーに、
黒のスキニーデニムをチョイス。
歯磨きをして、化粧をして、髪を巻く。
そして気分で黒縁のだて眼鏡をかけたかったから
古着っぽく髪の毛を下に二つ結び、
ニット帽をかぶった。