居場所をください。



『では結城さんはこちらに。

えー、結城さんはどうでした?

五十嵐さんが好きだったと気づいていました?』


『や、全然で…』


へぇ…ならよかった。

よかったって言ってもここでバレてるけど。


『ただ、俺の妹が美鈴ちゃんと同い年で

かなり仲が良かったので

部屋にはよく来てたんですけど、

本当にぜんっぜん知らなかったです。

え、本当に俺ですか?

美鈴ちゃん、同い年の男子の方が

仲良かったと思いますよ?』


おーい。それ和也だよー。

全然好きじゃないよー。


『……そいつは違うと思うけど。』


うん、貴也は知ってるよね。

散々だったよね。


『ちなみに結城さん

今彼女は…?』


……なんだそれ。

きいてどうするんだ。

私は今貴也と付き合ってますけど。

同棲までしてますけど。


『……昨日、フラれたばっかなんですけど。』


しかもなんつータイミングで聞いてんだ…


『おー!そうなんですか!』


いや、喜ぶところじゃない。絶対。

さすがにこれは貴也もMCを

呆れた顔で見てるよ。うん。


< 4,008 / 4,523 >

この作品をシェア

pagetop