居場所をください。
「え、え!?本物!?」
「あはは、なにそれ。
私が連れてきてるんだから本物でしょうが。
ママいるー?」
「あぁ、うん。いるよ。
あと玲音くんが美鈴ちゃん待ってるけど…」
あ、そういえば
栞奈は私が玲音くんのこと
好きだったんだって知ってるんだ。
そりゃー貴也見て気まずい顔するわけだ。
「待ち合わせ。
貴也もおいでよ。」
と無理矢理貴也をあけて、
貴也の靴も靴箱へ突っ込んだ。
「藍子は?いる?」
「バイトだって~。」
ふーん、つまんな。
まぁいいや。
「あら、おかえり。」
「あ、ママただいま。」
リビングのドアを開けると
夕食を終えたばかりなのか
全員が揃っていて
その端には会いたかった大好きな人。
「美鈴ちゃん!!」
「凛音ちゃん!!」
まだ私が心が冷める前に
ずっと一緒にいた凛音ちゃんが
玲音くんの横にいたんだ。