居場所をください。



━━━━と、いうわけで。


「はい、みんな写真撮りますよー!」


20時過ぎ、ようやく全員が集合した。


「高橋も写るの!

セルフセルフ!」


「俺だけパンピーじゃねーか!」


「はぁ?パンピーってなに。

一般ピープルの略だったら殴るよ。」


「はぁ!?意味わかんねーわ!」


「しかもそれなら弘希も亜樹もパンピーだわ!

早くする!はい、撮るよー!」


すっごいわちゃわちゃしてる。

それがすっごい楽しい。


亜樹と弘希が仲良く話してるなんて

前じゃあり得なかったんだもんね。


貴也が亜樹と仲良くしてるから

隼也も亜樹と話してるし

そこに咲さんが混ざったりして

佐藤さんがそれを優しく見守ってて

長曽我部さんだけが忙しく動いている。


異色なはずのメンバーが

みんなこうして仲良くなってるんだもん。


大好きな人たちが仲良くしてくれてるのが

すっごい嬉しい。


「ほらよ、美鈴。

これを飲め。」


みんなを見てると目の前に

ドンっとおかれた箱。


「長曽我部さん…なに、これ。」


「プロテイン。」


「え、プロテインってあれでしょ?

マッチョな人が飲んでるやつでしょ?」


中には、手のひらサイズの袋が

たくさん入っていた。


「そ。ただのデブになられるのは困るし

筋肉つきゃガリガリにはならねーから。

体重も増えるし、健康的だろ?」


「……なるほど。

どうしよう、ムキムキになったら。」


「相当なトレーニングしなきゃなんねーよ。」


……そんな呆れた声出さないでよね。



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