居場所をください。
「━━はい、オッケーでーす」
12月もなかば
毎日がライブの練習だった。
10時に迎えに来て、20時に終わる。
毎日がその繰り返しだった。
だけどおんなじ毎日なんかなくて
日々進化してくこのチームは
本当に優秀だ。
「佐藤、ちょっといいか」
「はい。」
……佐藤さんは長曽我部さんと打ち合わせか。
「ちょい集合~。」
……ダンサーもか。
私一人じゃないか!!
仕方ない。
「ふーじもーりさん。」
「ん?どうしたの?
なんか修正?」
「いや、なんか
せっかく休憩なのに
誰も相手してくれないしさー?」
「なに、俺暇潰し~?」
「いいじゃーん。
バンドさんとさ、あんまりお話
してこなかったしさ。」
「だって俺ら20歳差だよ?
俺らバンドメンバーなんて
みんなおじさんだしー?
美鈴ちゃんとなに話せばいいかとか
全然わかんないし戸惑うんだよね。」
「えー、なんでもいいよー。」
たまには仕事以外の話
私もしてみたいもん。
みんなとさ、仲良くやりたいから。