居場所をください。



━━翌日


この日は打ち合わせから始まった。


「んー、人足りる?これ。」


「足りないな。

物販と誘導、会場作りは

もう委託してバイト雇ってるけど

運営側が完全に人手不足。

年越しそばに甘酒配布は

こっちサイドになるしな。食品だし。

バイトにやらせて問題起きたら困るし。

それに、ライブのあとの楽屋招待も

今回はできないから

またサインボール投げんの?」


「んー、どうしようー。」


「お前なぁ、あと半月もねーのに

今ごろ悩むなよ…」


そうなんだけどさぁ……


「あ、そういえば里美さんと弘希は

結局何をするの?決まった?」


「正直、人がいないから

がっつり働いてほしいところ。

でも弘希は公立だし

里美は公務員だからバイトしてるとか

絶対バレないようにしなきゃだし

完全に裏方だな。

かといって重要な役はできねーし

まぁケータリング準備とか

楽屋番とかだな。」


「どうする?31日も高橋来てもらう?」


「あー、来てもらって。

亜樹も来させるかな。あいつは私立だし

もしかしたら22時以降まで行けるかも。」


「でも受験生だよ?

学校側が許可するかな。」


「多額の寄付金でも用意すりゃ大丈夫だよ。

私立はやりやすいな。

それよりも亜樹を説得する方が

もっと大変だわ。」


亜樹ねぇ…

…………確かに。


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