居場所をください。
「着付けは佐々木出来るよな?」
「もちろん。
私を誰だと思ってるんですか。」
「髪の毛も頼むわ。
髪飾りもな。
31日は社長も見に来るから。」
「え、なんで社長も?」
「そりゃ社長なんだから
視察に来たっていいだろ。」
「へー、そういうもんなのか。」
社長がねぇ。
「さて、休憩も終わるしいこっかな。」
水を一口のんで
みんなにメガホンで声をかけて
私はまた、このステージに上がった。
「あそこさー、ハルとたっつん
もっとバーン!も出てこれない?
陽くん見習ってよ。あのジャンプ力。」
「いや、陽くんが桁外れなんだよ。」
「ま、練習次第ってことで。
それとユリ姉。
ここのダッシュを最初やっていい?」
「はーい、了解。」
「スタッフさーん!」
ダッシュやっていい?なんて
私は全然ダッシュしないんだけどさ。