居場所をください。
とりあえずMCを一緒にやる
ハルとユリ姉だけを残して
みんなは掃けた。
「いやー、年明けましたね。」
「あけたねー。あけおめだねー。」
「なんかハルもユリ姉も
年取ったね。」
「こら、美鈴ちゃん?」
「あ、そうだ。
昨日も来た人は知ってると思うけど
入り口でみんながもらった袋の中に
ピンクの袋があると思うんだけど
それはごみ袋になるから
ぜひ、みんなにごみを拾って
帰ってほしいんだよね。」
「これこれ!これでーす。」
ハルはというと
長曽我部さんに渡されたのか
見本の袋を持ってきた。
「今日ね、私ここに来る前に
貴也と私の育ってきた渋谷を
上から見たのね。
こんなに狭い世界で生きてきたんだな
って思ったんだけど
それでも私の育った町。
ここは私のふるさとだから
いつもキレイでいてほしいから
もし、ごみを見つけたら
みんながそのごみをいつでも拾えるように
ごみ袋をプレゼントします!」
世界から見ても、ここはキレイな国だから。
渋谷は有名な都市だから。
誰が見てもキレイだと思えるように
ここは私のふるさとだと胸はって言いたいから
私も、ここはキレイを保ちたい。
「ちなみにこちら
一枚は美鈴ちゃんからのプレゼントだけど
一枚じゃ足りないよ!って人は
5枚1セット250円で売ってるから
必要な人は物販にてお願いします。
数量限定でーす。」
……長曽我部さんか。
本当抜かりないよね…。