居場所をください。



「えー、それでは!

今日のサプライズコーナー!」


と、ハルがごみ袋を手にしたまま

次のコーナーへと移った。


「今日も昨日に引き続きね

ステージ招待券を持ってきていただいた方に

お越しいただきました。

こちらの方です、阿部真里さん!」


ハルがそういうと長曽我部さんに促され

一人の女の子がこちらへと来た。


「はい、ご年齢は?」


「16です…」


わーお、めっちゃ緊張してる。

声震えてる。大丈夫か?


「今日はお友だちと来たの?」


「いえ、お母さんとで…」


「16歳か~、いいなー。

若いなぁー。」


「なに18歳のJKが

おばさんみたいなこと言ってんの。」


まだハルが真里ちゃんに質問してると言うのに

私とユリ姉だけのんきに無駄話。


「どこから来たの?」


「あ、えと、静岡から…」


「お、たっつんと一緒だね。」


と、また私が口を挟む。

時間がないのに。


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