居場所をください。
「なんかすごいまとまりのない文になっちゃったよ。
もっと婚約のことだけにすればよかったかな。」
「別になんでもいいんじゃね?
どうせまた入籍報告するんだし。」
「それもそうだね。」
「で、どこ行く?」
「ATMあるとこ。お金下ろさなきゃ。」
「はいはい。コンビニでいいか。」
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それから貴也は車を走らせて
近くのコンビニに寄ってから
車のなかでせっせと準備をして
私たちは施設へと帰ってきた。
年始のご挨拶
……それと、婚約報告に。
「明けましておめでとうございまーす!」
1月1日、昔からこの日は
全員ここで過ごすって決まってたからね。
「あ、美鈴おかえり。
振袖きれいねー。」
なんて、とてものんきなママが
奥から出てきた。
「ありがと。
これ、御年賀ね~。」
「あぁ、ありがと。
みんな呼ぶ?」
「うん、呼んで呼んで。」
ということで
私と貴也はもう遠慮なしに
勝手にあがっていた。