居場所をください。



「ただいまー!」


私はまた大きな声で挨拶をした。


「あ、美鈴ちゃんだ!!」


そういって来てくれる子供たち。


「久しぶりだね。元気だった?」


「元気だよー!」


「ならよかった。

ママは?」


「もう来るよ!」


「美鈴!」


本当にすぐママがきた。


「ただいま。ちょっといい?」


「うん、上がって上がって。」


私は長曽我部さんとママの部屋へ向かった。


「ごめんね、人数増えて

応接間使えなくなっちゃって…。」


「また増えたの?」


「えぇ…中学生が1人と高校生1人ね。」


「そっか…。」


「高校生の方は両親離婚で育てられなくてって。

中学生の方は虐待で…」


「そっか。また親の勝手だね。」


親の勝手で被害者になるのはいつも子供だ。


「それで、今日はどうしたの?」


「あ、これ。

新曲がもうすぐ出るの。」


「そう、ありがとう。

この人美鈴の彼氏?」


「はは、違うよ。友達。

最近また報道出たもんね。」


「そっか。残念。

彼氏できたら教えてね。」


「うん、もちろん。

それじゃそろそろ帰るね。

子供たち寝るでしょ?」


「そうね。

じゃあまたいつでも帰っておいで。」


「うん、ありがとう。」


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