居場所をください。



「逆に貴也は美鈴のどこが好きなの?」


隼也がいきなり聞いた。

その答えは昨日貴也から聞いたばかりだ。


「俺?俺はー…やっぱり人より

何倍も努力してるとこかな。

俺とか隼也は同じ事務所だから知ってるけど

美鈴のマネージャーの長曽我部さん、

美鈴にはすっごい厳しくて

ハードなスケジュール組むし

プライベートにもすごい口出しするのに

全部言うとおりに従うんだよね。

長曽我部さんに絶対的な信頼をおいてて

なんでも従うところは本当にすごいと思うし。

まぁそんなとこ。」


へぇ、なるほどね。

私はただ見捨てられたくないだけだけどね。


「なるほどね。

まぁ確かにわかる気する。


じゃあ次ね。

"仲のいい芸能人は?"」


「んー、まぁここにいる貴也と隼也と

あとは栗山咲さんとか…?

あ、本当に最近だけど愛翔くんも

私仲良いよね?」


と貴也を見ると


「そうだね。」


と答える貴也。


「そのくらいかな?

私、あんまり友達いないかもしれない。」


「まぁまだこの世界入って1年たってないから

まだまだこれからだよ。」


と貴也が言う。


「そうだといいけどね。」


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