居場所をください。
「えーと、次は
"貴也の好きなところは?"」
「は!?
え、本当にそんな質問来たの?」
「ほんとだって。」
長曽我部さん…なんつー質問選んでんの。
本人いるのに…。
「いや…答えるの?素直に?」
普段はものすごく冷めてるけど
たまに見せる笑顔と優しいところのギャップに…
なんて言っていいの?
「俺のキャラを壊すなよ。」
貴也が耳元で言った。
「…えーと…どこって言われても…
優しいところとか?
あとなんでも完璧にこなすところとか。」
「あー、そうだね。
貴也はなにやってもやる気出すと完璧だね。」
と隼也も共感。
「でも影ではすごい努力してるんだよね。
それを周りの悟られないようにするところも
すごいと思うしね。」
人より何倍も努力してることを
私は知ってるよ。
簡単になんでもできる人なんていないよ。
「わかる~!」
隼也と貴也の話題で盛り上がる。