人と人形
「でも何かありそうだな。」
「は、はあ...。」
「今夜部屋に行く。だから準備しておいて、アル君。」
なんか、誘ってるみたいな...って、まさか!
「準備って...何を?...ですか。」
と聞くと、サムは前の二人に聞こえないように、軽く怒鳴った。
「決まってるんじゃないか。ここに来て早々だが、ここまで気に入ったのは初めてなんだ。」
「えっ。えっと...何が。」
「人形だよ。だから今夜あの屋敷へ行く。あとで彼にも伝えておくよ。」
「で、でも船に乗る前に言ってましたよね。案内されたところ意外いってはならないと。」
「何を言ってるんだ。規則は破るためにあるんだぞ。」
...何だこの人。まっ、いいや。
...やっぱり...仕方ない、ついていくぐらいなら...行くか、はぁ。
...そしてその夜...本当に来た。
「やあ、アルくん。」