未来が見えない『Previously invisible』

「私も樹と離れたくないよ。
でも、お仕事でしょ。
お世話になった方なんでしょ。
私は、大丈夫。
渡瀬のお父様、お母様と
たっくんと要るから。
それに、最強の月紫もいるし。
樹は、安心して行って。
そして、早く帰って来てね。」
と、言った。

「ああ、ありがとう。
早く仕事終わらせてくるからな
いい子にしておくんだぞ。」
「うふふっ、わかった。
いい子にしとく。」
と、言うから

俺は、琴音にキスを何度もして
琴音の唇を堪能した。


この日、外に連れ出した事で
わかったが‥‥

琴音は、男性に異様に反応をする。
それに、年配の女性にも。
自分の両親や秋山のやつらの事が、
トラウマとなっているんだろう。

俺の母親や師長には、
怯えなかったが。
連や真、親父、金井先生にも
大丈夫だったな。

俺が、いるときは
震えも早くおさまるが‥‥
やはり心配だ・・・

皆にも、話しておく必要があった。


俺達は、昔みたいに
手を繋ぎ話しながら
帰った。
お迎えの時間になり
月紫を迎えに行った。

その日も三人で食事をして
琴音は、月紫とお風呂に入り

俺は、その間に
母さん、蓮、真に電話して話し
匠君にはメールした。
まだ、仕事のはずだから。

二人があがると
俺も、風呂に入り
明日の準備をして
リビングに戻ると
月紫は、琴音の膝の上で寝ていた。
琴音は、唇に人指し指をたて
しーっ、としていた。
そのまま
月紫を部屋に運びベットに
寝かせた。