未来が見えない『Previously invisible』
樹‥‥side


琴音が、出て行ってから
二ヶ月が、過ぎた。

俺は、あの日
倒れて、しばらく寝込んでしまった。

快復した時には、
俺は、また抜け柄になっていて
親父や蓮、真に
叱られ、説得される日々を送った。

蓮と真は、
「「樹、今度は、前と違うだろ。
琴音ちゃんは、お前の嫁なんだ。

お前には、護らないといけない
三人の子供が、いるんだ。
しっかりしろ。
今は、琴音ちゃんは、動揺している
だけだ。
あの琴音ちゃんが、
お前や月紫ちゃん
大雅、弦を
忘れたり、置いて行ったり
するわけがない。」」
と、言った。

親父やお袋からも
「「琴音ちゃんを信じて待とう。」」
と、言われた。

俺は、どこか、かけているが
なんとか、子供たちの為に
頑張った。

月紫も、由依ちゃんやほのかに
支えられて、頑張っていた。

大雅と弦は、ママっ子だから
泣いたりするが、月紫が
そのぶん支えていた。


匠は、わかる範囲で
必死に探した。

もちろん、蓮も探していた
だが、中々琴音を見つけることは
できなかった。
< 75 / 96 >

この作品をシェア

pagetop