わたしは元婚約者の弟に恋をしました
会ったといっても、約束をしていたわけではない。彼のお母さんとは彼と買い物に行ったときに偶然出会ったのだ。
お互いに時間があったこともあり、カフェで楽しい時間を過ごした。彼によく似た、おっとりとした優しい印象の人だ。
彼のお母さんは彼に恋人がいたことを知らなかったのか、わたしと一緒にいることに驚いたようだが、彼がわたしを恋人だと紹介すると優しく微笑んでくれた。その後、彼にわたしのことを感じのよい、綺麗なお嬢さんと言ってくれていたようだ。
お父さんには会ったことはないが、彼の子供のときのアルバムで顔は知っていた。
それから三か月。わたしと彼の関係は恋人から婚約者へと変化した。彼と付き合って一年経ち、お互いに今後を意識するようになった頃、彼から結婚の話を持ち掛けられたのだ。わたしはもちろん、即OKした。
まだお互いの口約束を交わしただけで、正式な婚約ではない。指輪もまだもらっていない。まずはそこに至る前に、お互いの親に会いに行こうと決めたのだ。反対されることはないと分かっていても、念のためだ。
友達に言ったら、指輪がないのに婚約なんてと笑われたが、指輪とかそうしたものはたいした問題じゃないと思っていた。それほど彼はわたしの理想にぴったりな人だったし、わたしと彼は必ず結婚するのだと信じて疑わなかった。
わたしと彼の出会いは一年半前。お互いに同じ本を買おうとして、顔を見合わせたのが発端だった。わたしも彼も残り一冊しかなかった本を譲り合ってしまうこととなった。そこで十分ほど譲り合った後、彼が本を買い、読み終わったらわたしに貸してくれるということになった。
わたしと彼は連絡先を交換し合い、本を借りただけではなく、食事をしたり、遊びに行くようになった。そんな関係が三か月ほど続いたある日、彼から告白され、恋人になったのだ。
お互いに時間があったこともあり、カフェで楽しい時間を過ごした。彼によく似た、おっとりとした優しい印象の人だ。
彼のお母さんは彼に恋人がいたことを知らなかったのか、わたしと一緒にいることに驚いたようだが、彼がわたしを恋人だと紹介すると優しく微笑んでくれた。その後、彼にわたしのことを感じのよい、綺麗なお嬢さんと言ってくれていたようだ。
お父さんには会ったことはないが、彼の子供のときのアルバムで顔は知っていた。
それから三か月。わたしと彼の関係は恋人から婚約者へと変化した。彼と付き合って一年経ち、お互いに今後を意識するようになった頃、彼から結婚の話を持ち掛けられたのだ。わたしはもちろん、即OKした。
まだお互いの口約束を交わしただけで、正式な婚約ではない。指輪もまだもらっていない。まずはそこに至る前に、お互いの親に会いに行こうと決めたのだ。反対されることはないと分かっていても、念のためだ。
友達に言ったら、指輪がないのに婚約なんてと笑われたが、指輪とかそうしたものはたいした問題じゃないと思っていた。それほど彼はわたしの理想にぴったりな人だったし、わたしと彼は必ず結婚するのだと信じて疑わなかった。
わたしと彼の出会いは一年半前。お互いに同じ本を買おうとして、顔を見合わせたのが発端だった。わたしも彼も残り一冊しかなかった本を譲り合ってしまうこととなった。そこで十分ほど譲り合った後、彼が本を買い、読み終わったらわたしに貸してくれるということになった。
わたしと彼は連絡先を交換し合い、本を借りただけではなく、食事をしたり、遊びに行くようになった。そんな関係が三か月ほど続いたある日、彼から告白され、恋人になったのだ。