運命の少女と悪魔の少年の学園物語
「っはぁっ、はぁっ。…クソっ、どこだよ…!」
探し続けて10分は経ってるだろう。
大体の校舎や広場に行ったが見つからなかった。
「………ってことは残すは…。」
俺の目の前に異様な雰囲気を漂わせる建物。
俺はここを知っている。
「………調教室…」
俺は一歩踏み出した。
ギィィ………
不気味な音をたてるドア。しばらく使われてなかったのだろうか。
「…神鳥さんっ………」
会いたい。会いたい。あの笑顔が見たい。
だから早く見つけないと。
「神鳥さんっ………!」
大声で叫ぶ。
唯室内に俺の声が響くだろう、と思っていたそのとき、
「あ~~~~~~~~~‼ここどごぉぉ!!」
遠くから神鳥さんのと思われる声が聞こえた。
「っ………!神鳥さんっ!」
俺も必死に叫ぶ。しかし唯響くだけ。
それは迷路のようになっているからだ。
どうしたら、どうしたら見つけられる?
あぁ、クソっ!こんなとき能力が役に立ったら…!
おれ自身の能力は悪魔。自ら闇に染めることができ、その中は手に取るように見える。
「………千里眼…」
ふと、呟いた。使えるわけでもない。ただ、自分の能力の一部が千里眼のようだからだ。
お願いだ。この場でも使えるようになってくれ…!
そう、願ったときだった。