運命の少女と悪魔の少年の学園物語
無事調教室から帰還し、軽く話をしてたところで、神鳥さんが大声を出した。
「あ!先輩との約束忘れていた!」
そう言って俺からズササーッと離れた。
え。
今更?
何かしら聞くとご時世だの、約束は守るものだの言い始めた。
「なんていい子な。」
なんて言ってやったけど。
……約束は破るものだよーってそれなりに考えていたら、彼女が
「悪魔だね。」
って言った。
ちょっとビクッとした。
でも
「そんなつもりはなかったんけど。」
って返した。
普通に生活していれば能力を見破られることはまずないけど、俺自身ヒヤヒヤしていた。
ただでさえ稀で危険性を伴う能力だから、いつ暴走してもおかしくない。
それに……
俺はこの能力が好きじゃない。
あれこれ考えていると、神鳥さんが口を開いた。
「うん、可愛い天使が舞い降りてたと思ったら実は腹黒悪魔だった、的な人だよ。さすがだね。」
……。
何を言うかと思ったら変なことだった。
あまりにも可笑しすぎて、笑いながら、
「何が流石なの?」
って言ってやった。