俺が虜にしてやるよ。


「何言ってるの!?こんな熱で大丈夫なわけないじゃない!!」


「わかってる、わかってるよ、だけど、ダメ・・・」


「はぁ・・・マリアちゃん、アンブロワーズさんと喧嘩したからって、逃げてちゃダメよ?」


「え!逃げてなんか・・・ないよ、ただ、心配かけたくないだけ・・・」

花恋ちゃんは、相当呆れたような顔をした。


「マリアちゃん、放課後までには決断してね?」



「・・・わかったよ・・・」








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ノア、絶対おこってるよなぁ」


再びひとりぼっちになった私は、ポツンと独り言をつぶやいた。



「あれ、聖?起きてたのか?」


え!誰!?



知らない人の声が聞こえ、ビクッと驚いてしまった。


少しハスキーな声音で、男勝りな喋り方。


私のベッドのカーテンをあけたその人の顔を見て、私は合点がいった。


「・・・りんちゃん先生」

りんちゃん先生こと、林道先生は、私達の保健体育の先生で、保健室で学校医もやっている。

端正な顔立ちとナイスバディで、女子も男子もとりこにしている。


「すまんなぁ、ちょっと出かけててな」

「・・・。りんちゃん先生、私、ノアとどうすればいいの?」


「・・・ん?聖、話が見えてこないんだが」


私は、先生にさっきまであった事をすべて話した。

 
「なるほどなぁ。」

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