俺が虜にしてやるよ。

「私、もう、ノアに合わせる顔がないの」

私は、ベッドから起き上がり、りんちゃん先生にすがりついた。

「もう家にも帰れないし・・・、ノア、絶対怒ってるよ!りんちゃん先生〜グスン」
 
「うーん・・・とりあえず、手を離そうか?あと、急に起き上がると身体に障るぞ。寝とけ・・・よっこらしょ!」

・・・ぽすん。  

私の体は、りんちゃん先生に簡単に押し倒された。
りんちゃん先生は、私の体に優しく毛布をかけてくれた。


「・・・で、何?聖は、結局はどうしたいわけ?」


「ノアに・・・。ノアに、あやまりたい・・・」

ぽろりと涙が溢れる。


「ノアは、あんなのだけど・・・、ノアなりに心配してくれてたのにっ・・・、それを、私・・・」


「よしよし。・・・聖は、虐められたんだよな?クラスの女子に。」


「・・・うん」 


りんちゃん先生の目が、鋭さを帯びる。


「それは、法律的にも、人間的にも、絶対にしてはいけない事だ。だから、アンフロワーズも怒ったんだろう。・・・いじめた女に、そして自分に何も言わずに、無理して耐え続けたお前に、」  

りんちゃん先生は、そこで一旦言葉を切り、
私の目をじっと見つめた。


「気づけなかった自分自身にな。」

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