ピュア・ラブ
「こんにちは」
今日も、いつもと同じ受付の人がいた。母親くらいの歳の感じだが、年齢はいくつくらいだろう。少しふくよかな感じで、人当たりが良さそうでいい。
私は、その人にモモの診察券を渡す。
待ち合室には誰もおらず、なんだか嬉しくなった。病気の子たちがいない事は、やっぱりいいことだ。
誰もいない病院で、私は、すぐに名前を呼ばれた。
診察室に入ると、カルテを見ている先生がいた。これが橘君のお父さんなのだろう。視線は常に下を向いている私だが、少しの興味で先生を見てしまった。
男の子は母親に似ると聞いた事があるが、卵型の顔の形と目が良く似ている。
橘君もこのお父さんの年になると、同じ顔に老けていくのだろうか。
「モモちゃんですね」
「はい」
「モモちゃんは、検便もして、虫もいなくなりましたよ。あとは傷だけですね。いい感じでかさぶたになってきたので、来週退院前にシャンプーをしましょう。きっと美人さんですよ」
そうだ、私は肝心なことを聞くのを忘れていた。性別も聞かずに「モモ」と名付けてしまったのだ。先生が「美人さん」と言ったのだから、女の子だったのだ。良かった、男の子じゃなくて。
「会いますか?」
「はい」
以前と同じように診察室の奥に通され、病室に向かう。
モモのゲージの前に行くと、モモはバスタオルから出ていた。
今日も、いつもと同じ受付の人がいた。母親くらいの歳の感じだが、年齢はいくつくらいだろう。少しふくよかな感じで、人当たりが良さそうでいい。
私は、その人にモモの診察券を渡す。
待ち合室には誰もおらず、なんだか嬉しくなった。病気の子たちがいない事は、やっぱりいいことだ。
誰もいない病院で、私は、すぐに名前を呼ばれた。
診察室に入ると、カルテを見ている先生がいた。これが橘君のお父さんなのだろう。視線は常に下を向いている私だが、少しの興味で先生を見てしまった。
男の子は母親に似ると聞いた事があるが、卵型の顔の形と目が良く似ている。
橘君もこのお父さんの年になると、同じ顔に老けていくのだろうか。
「モモちゃんですね」
「はい」
「モモちゃんは、検便もして、虫もいなくなりましたよ。あとは傷だけですね。いい感じでかさぶたになってきたので、来週退院前にシャンプーをしましょう。きっと美人さんですよ」
そうだ、私は肝心なことを聞くのを忘れていた。性別も聞かずに「モモ」と名付けてしまったのだ。先生が「美人さん」と言ったのだから、女の子だったのだ。良かった、男の子じゃなくて。
「会いますか?」
「はい」
以前と同じように診察室の奥に通され、病室に向かう。
モモのゲージの前に行くと、モモはバスタオルから出ていた。