∞1208∞
「あ、」

「え゛?アッ、ッター…」


突然の人の気配に、慌てて頭をあげて、がっつり蛇口にぶつかった。
がくがくと強打された蛇口が揺れる。
強打した後頭部を摩り、痛みを堪え声のした方を振り返る。


「あ…、さーせん(笑)」


見た事無い男がクックッと詰まった笑いであたしを出迎える。




…入ってくんなって、うざいな。
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